転職体験記!私が行政書士になるまで

~年収アップへの道~

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社会人デビュー

大学を卒業して初めて就職した会社は、従業員が20人程度の広告代理店でした。この会社に決めた理由は簡単で、何十社も受けた中で、私が受かった会社がここだけだったからです…。特に広告に興味があったわけでもなく、どうしても入社したいという希望の会社だったわけでもありません。

私の就職活動時期は、いわゆる就職氷河期でした。周囲には一社も内定が出ない友人も多く、この会社の内定を蹴っていれば、就職浪人やフリーターとなることが間違いなかったため入社を決意したのですが…。

私の仕事は営業職。新規のお客様をみつけてくる仕事で、とにかく売上至上主義の会社でした。これは入社してみてはじめてわかったのですが、広告代理店というと聞こえはいいですが、実際は雑誌やフリーペーパーの広告枠の販売が主で、営業もテレアポや飛び込みから。営業先の会社からは「もう2度と営業をかけてこないでくださいっっっ!」と、本気で怒られることもしばしばでした。

入社して1ヶ月は、既存のクライアントに先輩の同行で営業に行き、名刺交換、セールストーク、契約書の書き方、商品知識などを学びました。一通りこなせるようになると独り立ちさせられ、新規の顧客を開拓するために電話でアポイントを取り(もしくは直接企業に訪問し)、営業に行き、商談を行うのですが、はじめは契約どころかアポイントすら取れず、毎日毎日、何百本と電話をする日々でした。やっとアポイントが取れて営業にいっても、そう簡単には売上はあがらず、この繰り返しの日々。

今だから言えますが、この会社の体質は異常でした。営業に出た際は、電話で途中経過報告をするのですが、契約が取れていなければ「売上を上げるまで、会社には戻ってくる必要がない」と怒鳴られました。それだけならまだしも、売上ゼロの日が、何日何日も続くような時は、上司から殴られたりもしました。

アポイントが取れなかったある時には、受話器と手をガムテープで固定され、アポイントが取れるまで席を立たせてくれないこともありました。嘘のようですが、本当の話です。
とにかく売上を上げない限りは人間扱いされず、毎日朝7時から終電ギリギリまで仕事をし、もちろん休みなど無いも同然でした。当時私は、ストレスから3ヶ月程度で10キロ近く激痩せ。この時から、少しずつ転職を意識しはじめました。

入社してから半年後、ようやく何とか契約も取れるようになり、徐々に売上実績も上がってきました。しかし、それでも毎日上司から言われることは売上、売上。「今週はあといくら売るんだ?」 「今月末まで○百万売れ!」こんな毎日でした。

この時にすでに、同期入社の5人のうち残っていたのは、私を含めて2人だけでした。目標を達成したときの喜びや、お客さんから感謝されたときの喜びの気持ちは多少あったものの、毎日のプレッシャーで体調も慢性的に悪くなり、さすがに今のままではまずいと考え、転職活動をはじめました。

求人募集を探して、営業中にこっそり面接に行き何社か受けましたが、経験や資格もない私を雇ってくれる会社はありませんでした。社会人になって半年での転職活動では、当然ながら、忍耐力に欠けるという判断をされて落とされることもありました。両親や知人にも相談し、転職にあたって、何か資格を取ってみてはどうかということになり、昔興味があった行政書士のことが頭に浮かびました。早速、書店へ参考書を買いに

この時期からしばらくは、まだ本格的な勉強をしていたわけではなく、昼食時や休憩時間に参考書をペラペラめくり、改めて行政書士とは何なのか、どんな仕事をするのか、ということを確認していきました。ですが、きちとんと時間をとって勉強する暇は、さすがにない状況でした。